実行中の子供たち

母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会は、国内外の複数言語環境にある幼児・児童・生徒・およびその他の学習者が読み書きも含むマルチリンガル能力を身につけられる言語教育の方法、理論、研究方法を探ることを目的として、多様な領域の研究者、教育実践者が交流し、 情報交換や発信などの活動を行っています。

2022年度の研究大会は「3言語(以上)を育てる教育を考える」をテーマにかかげ、8月4日〜7日にオンラインで開催します。「3言語(以上)の学習と習得」はこれまで「バイ」リンガル教育と総称されたため見えにくかった、3言語(あるいはそれ以上の数の言語)が関与する場合の言語学習と教育を指します。これは本学会が研究対象とするあらゆる言語学習者の成⻑過程に遅かれ早かれ該当するテーマであるため、「3言語(以上)」の言語教育という側面にスポットライトをあて、これまでの知見から教育に生かせることは何かを皆様とご一緒に考えていきたいと願っています。

会員による発表セッションには、口頭発表と、新しく募集したショートプレゼンテーションがあります。これは参加者のやり取りを重視した形で、研究発表、実践報告、デモンストレーションなど、広く発表していただくことが目的です。

大会は2021年度に引き続きすべてオンラインで実施します。基調講演やパネルセッションは事前録画を用意することで、広い地域からご覧いただけます。みなさまの積極的なご参加をお待ちしています。

 

MHB学会 2022年度大会実行委員
taikai@mhb.jp

おかげをもちまして、MHB2022研究大会は無事終了いたしました。

THE 2022 MHB ONLINE CONFERENCE
Program 

【大会概要】
日時:2022年8月4日(木)/ 8月5日(金)/ 8月6日(土)/ 8月7日(日)
方法:オンライン開催
テーマ:3言語(以上)を育てる教育を考える

目次 / INDEX

8月4日(木)15:00-17:00 JST

ワークショップ I  作ってみよう、明日使える言語教育タスク

8月5日(金)10:00-17:30 JST
【特別企画】ワークショップ II  ウェブ‧アプリケーションを使った統計解析:入門から発展まで

8月6日(土)

  • パネルセッション 3言語(以上)を育てる教育を考える 9:30-12:00 JST

  • 会員総会​ 13:30-14:00 JST

  • 会員による研究発表(Session 1) 14:10-15:40 JST

  • 基調講演: The development of metalinguistic awareness through translanguaging in the acquisition of third and additional languages (Jasone Cenoz)「第三言語(以上)の習得におけるトランス・ランゲージングを通じたメタ言語意識の発達」 16:00-17:30 JST(録画視聴), 17:30-18:30 JST(ライブでの質疑応答)

8月7日(日)

2022年度大会に連動しておこなわれる部会(SIG)の活動

 

8月6日(土)14:10 - 15:40 JST

研究発表 Session 1  Room 1

(司会:宇津木)

1. 杉田めぐみ(*)14:10-14:40 JST
「継承語」話者の複言語能力とアイデンティティ―在日ベトナム系移民2世の言語意識―

2.  拝野寿美子(*)14:40-15:10 JST
学習者の日常に寄り添う継承ポルトガル語教材

3. 笹岡優里 15:10-15:40 JST
日本におけるマルチリンガル育成のための言語教育の方法―日本在住外国籍保護者の家庭での言語使用実態から―

 研究発表 Session 1  Room 2

(司会:湯川)

4. 鈴木佑弥 14:10-14:40 JST
Impacts of L2 Learning Background on Learners’ Language Aptitude and Learning Strategies

5.  松尾由紀 14:40-15:10 JST
協働型アクションリサーチによる新人教員の変容

6. 竹内陽介(*)15:10-15:40 JST
日本語指導教員と養護教諭との校内連携

*印はショートプレゼンテーション(8分のプレゼン+20分の討論)

8月7日(日)10:30 - 12:00 JST

研究発表 Session 2  Room 1

(司会:宮崎)

7. 矢元貴美 10:30-11:00 JST
ビサヤ語を継承語とする子どものフィリピン語とビサヤ語に対する意識―継承語学習における反応に焦点を当てて―

8.  ニラモン・ラウィナン 11:00-11:30 JST
日本で育つタイルーツの児童の継承語教育実践―タイ語能力の伸長を促す要因についての検討―

9. 菅野沙也香 11:30-12:00 JST
複言語背景を持つ親子の家庭学習―経験共有の場としての宿題に着目してー

※発表者の都合により発表が取り消されました。

研究発表 Session 2  Room 2

(司会:櫻井)

10. 村上智里 10:30-11:00 JST
日本語を学ぶ児童生徒の発話はどのように表象されるのか―新聞記事のテクスト分析から―

11.  明石智子 11:00-11:30 JST
マルチリンガルな継承日本語教室における教授的トランス・ランゲージングの実践報告―トランス・ランゲージング・スペースとしての補習授業校の可能性―

12. 太田風馬 11:30-12:00 JST
帰国児童に対する翻訳活動を軸とした国語科の授業実践の成果と課題―トランスランゲージングを視点にして―

 

8月7日(日)13:30 - 15:00 JST

 研究発表 Session 3  Room 1

(司会:服部)

13. 門脇薫、櫻井千穂 13:30-14:00 JST
オーストラリアの公立小学校における日英バイリンガルプログラム―言語能力アセスメントの分析より―

14.  トムソン木下千尋 14:00-14:30 JST
オーストラリアで日本と繋がる子どもたちを育てる非日本語母語話者保護者

15. 多田都 14:30-15:00 JST
アメリカの双方向イマージョンプログラムと継承日本語学習者―継承語とアイデンティティに関する子どもたちの語りから―

研究発表 Session 3  Room 2

(司会:加納)

16. 近藤美佳 13:30-14:00 JST
公立学校内に設置されたベトナム母語教室活動におけるトランス・ランゲージングの実践

17.  岩坂泰子、佐野愛子 14:00-14:30 JST
日本の英語教育におけるトランスランゲージング・クラスルームの実践―文化的言語的に多様化する教室における学び合い―