ワークショップ

ワークショップ1
「言葉のデータに翻弄されないためのオープン・コーディング入門」

講師:日高友郎 (福島県立医科大学)

対象者の思考、意味、そして価値観などに深く迫ることを意図した研究や実践においては、データを「言葉」として収集・分析することが行われる。一方、言葉のデータの分析においては、データに翻弄されるような感覚を持つこともある:いざデータ収集をしてから分析方法がわからず困惑する、分析結果が本当に適切か心配になる、分析作業に楽しさを感じられない、といった悩みが付き物である。当企画においては、言葉のデータ(質的データ)の分析方法の一つである「オープン・コーディング」入門と題し、具体的な語りやフィールドノーツの記載をまとめあげ、抽象的な概念の形に置き換えていくための基本的な技法を学ぶ。他の質的データ分析技法との異同ならびに分析結果の見せ方についての解説に加え、練習用データをもとにした実践的ワークも行う。これらを通じ、「既存の概念への分類作業」ではなく「新たな視点・概念の生成」に繋がる分析方法の習得を目指す。

このワークショップは2部構成となっています。

第1部は、参加者専用サイトに公開予定の事前配信動画(65分)で解説されますので、そちらをご視聴ください。

第2部は、事前配信動画を視聴した方を対象として、ライブで開催いたします。事前に必ず動画をご覧ください。

ワークショップ2
「LINEから始めるコロナ禍の教育デジタルツール選択と利用」

講師:岡本清美 (大阪大学)

新型コロナウイルス感染拡大により、2020 年春以降、世界中の教育機関が有史以来の対面中心の教育からオンラインを主とする非対面への移行をせざるを得ませんでした。期せずして同じく 2020 年春に「デジタル時代の教育」という図書の日本語訳版が刊行されました。この本の冒頭に「教員たちは前例のない変化に直面している」とありますが、こんなに急に大きな変化が、教員・学習者双方ともに有無を言わさない形で起こるとは誰も予想していませんでした。また、休校措置など教育機関を取り巻く状況が日々変わるだけでなく、Zoom など既存のデジタルツールの進化や新しいツールの出現も続く中、いったい何をどうすればいいのかお悩みの先生方も多いことでしょう。本ワークショップでは、おなじみの LINE などいくつかのツールの紹介や体験という「すぐに役立つこと」だけでなく、先生方が今後の状況変化に対応できるよう、上記図書で紹介されている、教育におけるツール(図書内では『メディア』)選択と利用に関する枠組み「SECTIONS モデル」についても紹介いたします。