ワークショップ

ワークショップ I

日時:2022年8月4日(木), 15:00-17:00 JST

作ってみよう、明日使える言語教育タスク
Let’s Make Language Education Tasks for Your Class Tomorrow

講師:湯川笑子(立命館大学)
ファシリテータ:山崎直樹(関西大学)、横井幸子(大阪大学)、
佐野愛子(立命館大学)、滑川恵理子(京都女子大学)、
小川典子(愛知大学)、松尾由紀(立命館中学高等学校)

要旨
中学生以上の外国語・継承語学習のクラス(おおむねCEFRのA1〜B2レベルのクラス)を教える担当者を主な参加対象者とする。講師は中高の英語教員養成が専門だが、内容は他の言語に置き換えて考えることができるので、他の言語を教える担当者でも参加可能。講師はタスクについての研究者ではないが、教師教育者として英語教員が明日の授業(や模擬授業)で使えるよりよいタスクとそのスキャフォールディングが考案できるようになるための指導をしてきた。そのような経験を通して得たアイデアを参加者と共有したい。
 当日は最初に講義の中で言語教育におけるタスクは言語形式のドリルとは異なることを確認する。学校英語教育において検定教科書を使って授業をする際のタスクの考案は、タスク・ベースの専門書からアイデアを得る他に、生徒の生活の中のニーズ、単元で扱ったテーマからも考案できることからそのような例を12種類あげる。その後、グループ作業でのワークショップでは、与えられた統一テーマ(「食」を予定)について、各グループに指定したタイプのタスク(比較、テクストデータの説明、分析、適用、インタビュー、ランク付け、テクストではないデータ説明・解釈)を、各グループで対象とする学習者の学年やレベルを決めて考案する。グループでタスクとスキャフォールディングの案を考案し、全体で議論する。

 

時間配分は以下の通り。

講義 (40分)→グループ作業1回目(25分) →タスクのみについて発表と討論(20分) →
グループ作業2回目 スキャフォールディング案について再度討論(10分) →
スキャフォールディング案についての発表と全体討論(20分) →まとめ

参考文献
Ellis, R. (2018). Reflections on task-based language teaching. In Reflections on Task-Based Language Teaching. Multilingual Matters. 
Ellis, R., Skehan, P., Li, S., Shintani, N., & Lambert, C. (2019). Task-based language teaching: Theory and practice. Cambridge University Press.  
Willis, J., & Willis, D. (2013). Doing task-based teaching-Oxford handbooks for language teachers. Oxford University Press.
松村昌紀著(2013). 英語教育 21 世紀叢書 『タスクを活用した英語授業のデザイン』 大修館
松村昌紀編著(2017). 『タスク・ベースの英語指導-TBLTの理解と実践』 大修館

 

 
ワークショップ II

日時:2022年8月5日(金), 10:00-17:30 JST

※このワークショップは大会参加費のほかに、別途、参加費が必要です

ウェブ・アプリケーションを使った統計解析:入門から発展まで

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講師:水本篤(関西大学)

講師紹介

関西大学 外国語学部・外国語教育学研究科教授。


専門はコーパスの教育利用,語彙学習方略,言語テスティング。近年はコーパスを利用した学習と指導に関する研究を主に進めている。著作に,『外国語教育研究ハンドブック』(2012年, 松柏社, 共編著),『ICTを活用した英語アカデミック・ライティング指導―支援ツールの開発と実践―』(2017年, 金星堂,編著)などがあり,専門に関する論文は,Applied Linguistics, Language Teaching  Research, Language Testing, Language Learning, Systemなどの国際ジャーナルに掲載されている。2014年全国英語教育学会(JASELE)学術奨励賞受賞。2016年英語コーパス学会(JAECS)奨励賞受賞。2017年外国語教育メディア学会(LET)学術賞受賞。

概要

このワークショップでは、量的な手法を使って言語教育と関連分野の研究を行ってみたいと考えている人、および量的な手法を使って行われた研究を正しく理解したいと考えている人を対象に、講義と実習を交えて、基礎から応用までを学ぶ。
分析に使うツールは、誰でも簡単にアクセスできるウェブ上のアプリケーションを主に用いる。
ワークショップは、入門編、基礎編、発展編の3部構成であるが、参加者は任意のパートを選んで参加することができる。

構成:
入門編(10:00-12:30予定)

  • 対象者: 初めて量的研究を行う方,量的研究を理解したい方

  • 扱うトピック: 研究デザインと分析方法,測定道具の信頼性・妥当性,記述統計,相関分析

基礎編(13:00-15:00予定)

  • 対象者: 量的分析を行ったことがあるが自信が持てない方,あるいは以下の分析方法が使われている論文を査読する可能性がある方

  • 扱うトピック: 推測統計,t検定,分散分析,カイ2乗検定,ノンパラメトリック検定,効果量

 

発展編(15:30-17:30予定)

  • 対象者: 量的分析をさらに詳しく知りたい方,あるいは以下の分析方法が使われている論文を査読する可能性がある方

  • 扱うトピック: 多変量解析(重回帰分析,因子分析,クラスター分析,コレスポンデンス分析),構造方程式モデリング,メタ分析